家で積雪被害にあいやすい場所は?よくあるトラブルと対策を紹介  

横浜周辺では冬に雪が降りやすく、例年3月頃にかけて積雪が予想されます。雪はさまざまな雪害・雪災をもたらしますが、被害箇所の上位に上がってくるのが雨樋・屋根・カーポートなどです。大切なマイホームを雪から守るためにも、これらの場所ではしっかりと対策をしなければなりません。ここでは、一般住宅における積雪対策のポイントをご紹介します。




■一般住宅で起きる雪の被害と対策のポイント


雪は見た目のイメージとは裏腹にとても重く、降ったばかりの新雪でも1立方メートルあたり50kg~150kg、時間が経って密度が高まった「ざらめ雪」だと300kg~500kgにもなります。大量の積雪に対して何の対策もしなければ、住宅が大きなダメージを受けるのは避けられません。そこで、積雪がもたらすトラブルと対処法を場所ごとに見ていきましょう。



・屋根

屋根に大量の雪が積もると、重みで屋根に穴が開いたり家が潰れたりするおそれがあります。また、屋根から雪が滑り落ちて、下にある物や通りがかった人の上に落下することもあり、非常に危険です。雪が落下する際に、テレビアンテナを固定しているワイヤーを引っ張り、アンテナを転倒・破損させてしまうこともあります。


基本的な対処法は、もちろんしっかりと雪下ろしをすること。そして、屋根に積もった雪が一度に落ちるのを防ぐ「雪止め」の設置です。後付けも可能なので、リフォーム工事で設置してみるといいでしょう。雪が落ちにくい板金に屋根を葺き替えるのも効果的です。



・雨樋

雨樋は、雪の被害で壊れるものナンバーワンです。雨樋の耐久力は決して高くなく、雨樋自体に雪が積もったり屋根から雪が落ちてきたりすると、割れ・折れ・曲がり・脱落といったトラブルが発生します。こうなると屋根の雨水をうまく流すことができず、軒裏・外壁の劣化や雨漏り、騒音につながるでしょう。


対処法としては、やはり雪止めを設置するのがおすすめです。ただし、雪止めのサイズが小さかったり数が不十分だったりすると、想定以上の雪が積もった時に落下を食い止められないこともあります。地域の積雪量に応じた適切な雪止めを設置しましょう。冬になる前に雨樋を掃除し、少しでも水が流れやすくするのも有効です。



・カーポート

カーポートは意外と頑丈で、積雪地帯以外で使われる製品でも、20cm~30cm程度の積雪に耐えられるだけの耐荷重があります。しかし、昨今は気候が不安定になっているため、想定を上回る雪が積もってカーポートが破損するケースが珍しくありません。車を入れた状態でカーポートが倒壊すれば、当然ながら車も破損してしまうでしょう。


そのため、なるべく耐荷重に余裕のあるカーポートを設置するとともに、専用の棒などを使ってこまめに雪おろしをするのがおすすめです。また、片側にのみ柱があるタイプのカーポートでも、緊急時に反対側に取り付けるための柱が用意されている場合があります。可能なら一緒に購入しておいてください。




■実際に被害を受けた時はどうすればいい?



どれだけ警戒していても、屋根・雨樋・カーポートなどが積雪で破損してしまうことはあります。そんな時、修繕費用を少しでも抑えようと、DIYでの修理を試みる方もいるでしょう。しかし、修理は原則として業者に依頼するのがおすすめです。理由としては、以下の2点が挙げられます。



①安全性と作業の質の問題

屋根や雨樋、カーポートなどの修繕は高所での作業になるため、常に危険が伴います。加えて、目立たない場所に劣化や不具合が発生していることも多く、DIYでは適切な修理ができないケースが珍しくありません。修理が不十分だと、そう遠くないうちに雨漏りなどの新たな被害に見舞われてしまうでしょう。


その点、専門業者に依頼すれば、自分自身で危険な作業をする必要がなく、プロの技術で安全かつ正確な工事をしてもらえます。自分では気づけなかった破損や劣化も修理してもらえるため、トラブルの確実な解決が可能です。



②将来的な費用を抑えられる可能性がある

プロの業者に依頼すると、確かにDIYより費用がかかります。しかし、専門業者は家の状態を正確に見極め、地域の積雪量に見合った商品を提案してくれるのが魅力です。より頑丈で長持ちする雨樋やカーポートを設置すれば、将来的な交換やメンテナンスの費用を抑えられる可能性があります。長期的に見ると、業者に依頼する方がお得だといえるでしょう。




■雪害を受けたら、火災保険を適切に活用しましょう!



雪の影響で破損した箇所を修理する時は、それなりの費用がかかります。修理しなければならないのはわかっているけれど、経済的な問題でなかなか取りかかれない……という場合もあるでしょう。そんな時は、火災保険を活用するのがおすすめです。


実は火災保険は、「雪災」補償がついている場合に限り、火災だけでなく雪による被害に対しても保険金がおりる可能性があります。雪の重みや落雪で屋根・雨樋・窓ガラス・塀・カーポート・物置・室外機・太陽光パネルなどが破損した時も、修理費用を保険金で補填できるのです。


ただ、実際にどのような被害が対象になるのかは、契約によって異なります。いざという時に備え、契約内容を確認してみましょう。



神奈川県横浜市の株式会社KRでは、住宅の外壁・屋根・雨樋などの工事を手掛けています。地域密着で活動しているため横浜市の環境に詳しく、施工実績は年間200棟と非常に豊富。塗装だけでなく、雨漏り対応やカーポートの補修など、家まわりのあらゆるトラブルに対応可能です。


アフターサービスや工事保証も万全で、どのような工事も安心してご依頼いただけます。補助金に関してもアドバイスができますので、お住まいのリフォームや修理をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。