皆さんこんにちは。
神奈川県横浜市都筑区を拠点に外壁・屋根工事を手掛ける株式会社KRです。
家の1番外側に位置する外壁は、常に日光(紫外線)や風雨にさらされているため、年月の経過とともに必ず劣化していきます。そのため、定期的な塗り替えなどのリフォームが必要になるのですが、タイミングがわからないという方も多いでしょう。
しかし、劣化した外壁には、必ず何かしらのトラブルが現れます。そのトラブルに自己診断で気づくことができれば、リフォームが必要かどうかを簡単に判断できるのです。ここでは、外壁の自己診断の際に注目すべきトラブルと、その原因や対処法をご紹介します。
トラブル1:外壁のカビ・コケ
外壁には、カビやコケが発生することがあります。外壁が黒ずんだり緑色になったりしていたら、それはただの汚れではなく、カビやコケかもしれません。
カビ・コケの発生原因
立地の関係で日陰になる場所や、日当たりの悪い北側の外壁でよく発生します。近くに植物が生い茂っている場所では、胞子が飛びやすいので特に注意しなければなりません。外壁の塗膜が劣化し、防水性が低下している場合も発生しやすくなります。
放置するとどうなる?
カビやコケは美観を大きく損ねます。アレルギーなどの健康被害につながる場合もあるため、注意が必要です。また、カビやコケが発生しているということは、その場所が高温多湿であることを示しており、水分によって外壁が傷んでいるかもしれません。
対処法
高圧洗浄でカビやコケを落とせば、ある程度美観を回復することができます。ただ、完全に除去するのは困難です。加えて、高温多湿な環境や塗膜の防水性の低下といった根本的な原因を改善しなければ、再びカビやコケが発生するかもしれません。抗菌性の高い塗料による再塗装がおすすめです。
トラブル2:外壁のひび割れ
外壁に細い線のようなものが走っていたら、それはおそらくひび割れ(クラック)です。ひび割れはわかりやすい外壁トラブルの1つで、ごく小さければそれほど問題にはなりませんが、大きいものはさらなるトラブルにつながる可能性があります。
ひび割れの原因
ひび割れの原因としては、構造上の問題で外壁にかかる負荷を逃しきれていないことや、モルタル自体の乾燥収縮などが挙げられます。また、塗膜が劣化して防水性が低下すると、セメントが水の吸収と乾燥を繰り返し、中性化して脆くなったためにひび割れが発生することもあります。
放置するとどうなる?
ひび割れを放置するとそこから雨水が浸入し、外壁の内部にまでダメージが及びます。下地が劣化すれば、いわゆる「外壁が浮いた」状態になってしまいますし、家の躯体(骨組み)部分にまでダメージが及びかねません。こうなると、家の寿命を大きく縮めてしまうでしょう。
対処法
ひび割れが発生した時は、まず下地処理によってひび割れを補修するのが第一です。その上から防水性の高い塗料を塗り、外壁を湿気や雨水から保護します。
トラブル3:触ると手に粉が付く
外壁に触った時、手に白っぽい粉がついたことはないでしょうか? 実はこれも、外壁の劣化を知らせるサインなのです。
触ると手に粉がつく原因
外壁表面に粉が浮き出てくることを「チョーキング現象(白亜化現象)」といいます。雨や紫外線によって塗料の合成樹脂が分解され、顔料が粉となって表面に出てくることが原因です。
放置するとどうなる?
チョーキング現象が起きると、初めのうちは白い粉が浮き出てきますが、放置すると外壁と同じ色の粉が出てきます。ここまで来ると、外壁の防水性能は完全に失われているため、建物への深刻なダメージにつながります。
対処法
チョーキング現象が発生しているということは、外壁の塗り替え時期が来ているということです。塗膜の劣化を抑える下地塗料で下塗りをした上で、紫外線や雨風に強い高耐候性塗料で塗装しましょう。
トラブル4:外壁の目地の隙間
外壁材の継ぎ目部分である目地は、コーキング材(シーリング材)を充填して埋めますが、年月が経過すると目地に隙間ができることがあります。これも無視できない劣化のサインです。
目地に隙間ができる原因
最も多い原因は、紫外線や風雨によるコーキング材の劣化です。また、外壁材との接着不良による「界面剥離」や、コーキング材の充填量が少なかったこと、コーキング材と下地との相性が悪かったことなどが原因で破断・剥離する場合もあります。
放置するとどうなる?
目地に隙間ができていると、外壁のひび割れと同様にそこから水が入り込み、外壁や建物本体の劣化を早めてしまいます。外壁材が変形し、張り替えなければならなくなるケースも少なくありません。
対処法
大きく分けると、コーキング材を継ぎ足す「増し打ち」と、現在のコーキング材を撤去・下処理した上からコーキング材を充填する「打ち替え」があります。劣化が軽微であれば増し打ちでも構いませんが、基本的には打ち替えがおすすめです。
外壁塗装はDIYでもできる?
自己診断で外壁の劣化に気づいたら、早めに外壁をリフォームする必要があります。この際、「外壁塗装くらいDIYでもできないかな?」と考える方もいるでしょう。
結論からいうと、DIYでもできなくはありませんが、難易度は高めです。参考までに、外壁塗装の工程を簡単にご紹介します。
1:足場を設置する
外壁塗装をする時は、まず高所作業をするための足場を設置します。はしごや脚立を使っても構いませんが、安定して作業するためには足場があった方がいいでしょう。業務として足場を設置するためには資格が必要ですが、DIYなら資格なしでも設置可能です。足場はホームセンターなどで購入できます。
ただ、自分でしっかりした足場を組み上げるのは重労働です。購入費用もかかりますし、使った後の足場の保管場所も考えなければなりません。そのため、DIYで外壁塗装する場合でも、足場だけは専門業者に設置してもらうのがおすすめです。
2:外壁を洗浄する
下準備として、高圧洗浄機やブラシなどを使って外壁を洗浄します。外壁にはさまざまな汚れやカビ・コケなどがこびりついており、その上から塗装をしても早い段階で剥がれてしまうため、洗浄作業は必須です。
3:外壁を乾燥させる
外壁を洗浄したら、最低でも1日かけてしっかりと乾燥させます。乾ききっていない状態の外壁に塗料を塗っても、きれいに仕上がらないからです。途中で雨が降ってしまった場合も、もちろん乾燥させましょう。
4:下地処理をする
外壁塗装における最も重要な工程が下地処理です。下地に問題があると、どれだけ丁寧に塗料を塗っても、決してきれいには仕上がりません。代表的な下地処理の工程としては、クラック(ひび割れ)の補修、目地のコーキングの補修、ケレン作業(目粗し、サビ取り)などがあります。
5:養生する
養生とは、シートやテープなどを使って、塗料がついてはいけない場所を保護することです。外壁の塗装しない部分や窓、室外機、植木、地面などを養生しておけば、うっかり塗料をつけてしまうのを防ぐことができ、効率よく作業を進められます。面倒でもしっかりと養生しましょう。
6:下塗り→中塗り→上塗り
ここからようやく塗装作業です。塗装は一般的に、下塗り・中塗り・上塗りの3段階に分けて行われます。下塗りは上塗り塗料の接着性を高めるための準備で、塗り終えたら1日以上乾燥させます。次に、上塗りと同じ塗料を使って中塗りを行い、再び乾燥させてください。最後に仕上げの上塗りを行い、完全に乾燥したら完了です。
なお、養生は上塗りが完全に乾いた段階で取ります。養生のシートやテープに付着して乾いた塗料が、剥がす際に飛び散ることもあるため、なるべくゆっくり丁寧に剥がしましょう。
7:足場を解体する
塗装作業が終わったら足場を解体します。組立も解体も、それ自体が危険を伴う作業なので、慎重に行いましょう。設置を専門業者に依頼したのであれば、解体も同じ業者に行ってもらってください。
このように、外壁塗装というのは非常に難しい工程を重ねる作業です。資材や道具を間違いなくそろえれば、DIYでも不可能ではありませんが、安全に作業し美しく仕上げるのは簡単ではありません。
もしきれいに仕上がらなければ、結局専門業者に再塗装を依頼することになり、余分な時間と費用がかかってしまいます。こういった事情を考慮すると、やはり最初から専門業者に依頼するのが最も確実です。
外壁のセルフ診断は、10分程度で行うことができます。無理をする必要はなく、家の周囲をぐるっと回りながら、見える範囲を確認するだけでも構いません。セルフ診断の結果、上記のトラブルが発見されたら、塗り替え時期が来たと考え専門業者に相談するのがおすすめです。
劣化している箇所を早期に発見し迅速に対応すれば、大きなトラブルに発展するのを防ぐことができ、リフォーム費用も抑えられます。大切なマイホームを守るためにも、定期的に外壁のセルフ診断をしてみましょう。
神奈川県横浜市都筑区の株式会社KRは「住まいの相談役」として、お客さまに寄り添ったきめ細やかな提案や施工を心がけています。年間実績は200棟に及び、工事前のご近所への挨拶・説明も徹底しているため、創業以来クレーム・トラブルはゼロです。施工後に不具合があれば無償対応しており、10年間の工事保証もつけられます。
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