皆さんこんにちは。
神奈川県横浜市都筑区を拠点に外壁・屋根工事を手掛ける株式会社KRです。
前回は雨漏りの初期症状と簡易調査(https://www.k-renovation.jp/blog/blog/147326)についてご紹介しましたが、雨漏りというと、一般的には雨が直接当たる屋根から雨水が浸入することが原因と考えがちです。
しかし実は天井だけではなく、外壁から雨水が浸入することも多々あります。
実際に、「屋根を点検してもらい問題がないはずなのに、雨漏りが続くのが不思議」という声をよく聞きます。
そうした場合、大半の雨水の浸入ルートは外壁です。
今回は外壁からの雨漏りの原因と、主な症状、対処方法などをご紹介します。
外壁からの雨漏りは水染みが出ず、屋根と違ってわかりにくい?
屋根から雨漏りがすると、天井の水染みや、ぽたぽたという水が滴る音などで判別することができますが、外壁からの雨漏りは少々やっかい。
というのも外壁から水が浸入しても、このような分かりやすい症状は起こりません。
外壁からの雨漏りは、室内の壁クロスに水染みとなって現れる前に、重力によって壁内で下に落ちてしまいます。
よほどの水量で含水したのが滲み出たり、水の流れをストップするものがない限り、壁の表面には移動してこないのです。
何らかの理由で横方向に移動してきても、壁の内部には透湿防水シートという防水紙が張られているため、ここでシャットアウト。
もしここから滲み出たとしても、さらに分厚い断熱材が入っているため含水してしまい、壁クロスには水染みとなって現れにくい傾向があります。
逆に壁に明らかに雨水による水染みが発生していたら、よほど長いあいだ外壁からの雨漏りが続いていた可能性も。またここ数年は、各地に被害をもたらしている線状降雨帯のような大雨が頻発し、一気に大量の雨水が浸入するケースも考えられます。
雨漏りを放っておくと、取り返しのつかないトラブルに⁉︎
このように外壁からの雨漏りが続くと、断熱材が湿気を帯びてカビてしまいます。また断熱材だけでなく、家の屋台骨となる柱などの構造も腐朽してしまう可能性が。
そうなると家の壁を剥がして断熱材や構造材を入れ替えるという大掛かりなリフォームになり、場合によってはいっそ建て替えたほうが安い、という状況にも。
外壁からの雨漏りをそのままにしておくと家の寿命が短くなってしまいます。
また白アリは暗くてジメジメした場所が大好き。わずかな隙間から侵入して基礎や床下、壁内に巣をつくり、木材を食い荒らすので要注意です。
もちろんカビが人体に良くないことは、言うまでもないこと。アレルギーの原因となる可能性もあるので、家そして人にとって、雨漏り対策は必須であるとも言えます。
見えない雨漏りをどう探す⁉︎ そんな時は外壁をチェック!
もし梅雨でもないのに部屋がジメジメと湿気ていたり、イヤなカビたようなにおいが消えないのなら、壁内で雨漏りしている可能性を考えてみてください。特に収納や押入れなど、ふだん閉め切っているスペースは要チェック。
またうっすら壁クロスが部分的にピンク色に見えるようなら、カビの兆候。雨漏りを疑ってみたほうがよいでしょう。
まずは、外壁にヒビ割れがないか、シーリング材が劣化していないか、外壁の一部が極端に退色・変色していないか、ということを目視で確認してみてください。
特に退色・変色は外壁塗装が劣化して、塗膜が剥がれてしまっている可能性があります。雨漏りが深刻でないにせよ、外壁の劣化が進んでいる証拠なので、ただちに外壁塗装のプロに連絡しましょう。
外壁から雨水が浸入するのはどんなケース?
では、より詳細にどのようなケースで外壁から雨水が浸入しやすいか、見てみましょう。
・窯業系サイディングの目地が劣化している場合
窯業系サイディングは、サイディング同士のつなぎ目=目地に充填されているシーリング材が劣化したり、ヒビ割れや剥がれが生じて隙間ができてしまい、そこから雨水が浸入するケースが多々あります。
このような場合は、シーリング材をいったん剥がして新たに充填することで、雨水の浸入ルートを防ぎます。
・外壁にキズやヒビ割れが見られる場合
窯業系サイディングは反りや割れなど、変形する場合があります。また釘の抜けたあとの穴から雨水が浸入することも。変形が軽微な場合は矯正し、釘穴はシーリング材を充填します。変形が大きいと全面的に張り替えることを奨められるケースもあるでしょう。
モルタルの外壁でよく発生しやすいヒビ割れとして、クラックがあります。こちらもシーリング材やパテなどでヒビを埋めて補修し、さらに塗装でカバーします。
・水切り金物に不具合が見られる場合
外壁には異なる部材同士がぶつかる箇所があり、雨水の浸入を防ぐために水切り金物が使われています。しかし本来は水を切るはずの金物に不具合が生じると、かえって雨漏りの原因にも。
不具合のケースとしては、金物自体の腐食や、長年のうちに固定が不安定になって歪みが生じていたり、シーリング材の劣化、また釘の腐食などが挙げられます。そして金物自体が経年で劣化し、性能が落ちてしまっているということも。キズや凹み、変形なども雨漏りの原因となり得ます。
この場合は固定し直したり、シーリング材を充填し直すなど軽微な補修で済む場合もあれば、水切り金物自体を交換しなければならないケースもあります。
この他、サッシ周辺のトラブル、ベランダやバルコニーなどの防水層の劣化なども、外壁からの雨漏りの原因となることもあります。
外壁からの雨漏りが疑わしいのなら、まずはプロに相談を!
外壁からの雨漏りの補修でもっとも重要なことは、何でしょう? それは、原因を確実に突き止めること。
外壁からの雨漏りの原因を特定するには、プロでも判断を問われるケースが多々あります。
そのため雨漏りがしているような気がする……と思われたら、まずは状況を記録し、外壁を点検してみてください。その時の雨量や風向きといった天候も記録しておくと役立ちます。
もし外壁塗装のプロを呼んで、結果として雨漏りでなかったとしても、それはそれで外壁塗装を見直す良い機会です。しっかり点検してもらってください。
外壁は竣工時にきちんと塗装されていても、必ず経年で劣化してしまいます。ましてや近年は猛暑や大雨など環境が過酷になっており、塗装も予定よりも早く耐用年数を迎えてしまうケースも考えられます。
いずれにせよ新築して10年経っているようなら、そろそろ住まいの各所に小さな不具合がでてくるタイミングなので、プロにチェックしてもらったほうが安心です。
外壁からの雨漏りが心配なら、まずはプロに相談を。地域密着型のKRにお任せください!
神奈川県横浜市都筑区の株式会社KRは「住まいの相談役」として、お客さまに寄り添ったきめ細やかな提案や施工を心がけています。雨漏りで困った時は、平日はもちろんのこと、土曜日や日曜日の緊急対応も行っております。
年間実績は200棟に及び、工事前のご近所への挨拶・説明も徹底しているため、創業以来クレーム・トラブルはゼロです。施工後に不具合があれば無償対応しており、10年間の工事保証もつけられます。
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雨漏り対応以外にも、外壁の塗装や洗浄、カーポートの補修など、家まわりのあらゆるトラブルに対応可能です。お住まいのリフォームや修理をご検討の際は、KRまでお気軽にご相談ください。