雨漏り修理はどのように行う? 作業の内容や流れ、期間について解説!

皆さんこんにちは。

神奈川県横浜市都筑区を拠点に外壁・屋根工事を手掛ける株式会社KRです。


雨漏りが発生すると家の中の水浸しになってしまい、とても鬱陶しいものです。特に梅雨などの雨が多い時期は、突然の雨漏りに悩まされることも増えるでしょう。さらに雨漏りを放置すると、家が深刻なダメージを受けて寿命が縮むため、早めに修理することが大切です。ここでは、雨漏り修理の作業内容や基本的な手順、工事にかかる期間について解説します。




■雨漏り修理の作業内容



雨漏り修理の作業内容は、劣化・破損の程度や場所によって変わってきます。主な作業内容をいくつかご紹介します。



・防水テープ、コーキング


屋根や外壁のわずかな隙間から雨漏りしている場合は、防水テープやコーキング処理で水の浸入を止められる場合があります。ただし、防水テープは長期的な対策には適していないので、あくまでも応急処置だと考えましょう。



・屋根材の一部交換


屋根材は強風や飛来物の衝突により破損することがあります。また、屋根材の固定がゆるみ、一部が飛ばされるのもよくあるトラブルです。こういった破損箇所から雨水が侵入してくるので、破損した屋根材の交換・修理が必要です。



・棟板金の交換


屋根の面と面が接する部分を棟といい、棟にかぶせられる金属のカバーを棟板金といいます。棟板金は雨水の浸入を防ぐ役割を果たしていますが、強風によって釘がゆるんだり、棟板金自体が剥がれたりすることが少なくありません。こうなると棟から雨水が浸入してくるため、棟板金の交換や釘の打ち直しを行います。



・雨樋の修理、交換


雨樋はとても壊れやすい場所の1つです。経年劣化や地震などでひび割れが発生したり、落ち葉などのゴミが溜まって重みで歪んだり、つなぎ目に力がかかって外れたりすることがあります。雨水が正常に雨樋を流れないと、想定外の場所へ雨水が流れ込んで雨漏りを引き起こすため、傷んだ雨樋は修理・交換が必要です。




■雨漏り修理の流れ



雨漏りは原因がはっきりしないことも多いため、しっかりと発生箇所を特定した上で、正しい手順で修理工事を行う必要があります。雨漏り修理の基本的な流れを見ていきましょう。



1. 現地調査


まずは現地調査を行い、雨漏り箇所を特定して作業内容を決めます。雨漏り箇所の特定方法としては、目視調査、散水調査、解体調査、赤外線サーモグラフィー調査、ファイバースコープ調査などがあります。トラブル防止のため、工事の前には近隣へのあいさつ回りも行いましょう。



2. 足場を組む


屋根の修理や2階以上の外壁の修理をする場合は、作業用の足場を組み立てます。作業場所の環境次第では、足場を組まずにロープやワイヤーで職人を上から吊るし、外壁の修理を行う場合もあります。



3. 屋根工事・防水工事


屋根と外壁の修理が両方必要な場合は、まず屋根から修理します。主な作業内容は、防水コーティングや瓦の修理、屋根の塗装、屋根材の張り替え・葺き直しなどです。実際の作業内容は、雨漏りの状態や箇所、原因、屋根材の種類によって異なります。



4.外壁工事


外壁の工事では、主にひび割れ補修や外壁塗装の塗り替え、外壁材の張り替え、窓のサッシの水切りコーキングなどを行います。



5.内装工事


屋根や外壁など、家の外側の工事が完了したら、続いてクロスの張り替えや天井材の修理といった内装工事を行います。これらは必須ではありませんが、水を吸った内装材は変色や剥がれが起き、カビが繁殖することもあるため、なるべく修理するのがおすすめです。



6.その他補修工事


必要に応じて、出窓の修理工事なども行います。問題なく工事が行われたことを確認したら、修理完了です。




■雨漏り修理の期間



雨漏りの修理にかかる期間は、原因となっている箇所によって大きく変わります。まず、屋根から雨漏りしている場合は、修理期間は1日〜2週間程度です。瓦のズレなど軽微なものなら1日で修繕できますが、被害が大きく全面的な補修が必要なら、2週間程度はかかります。


また、天井からの雨漏りなら3日〜1週間、ベランダからの雨漏りなら1日〜5日程度の修理期間が必要です。ベランダの場合、排水口の詰まりなどが原因なら1日で修理できますが、防水工事のやり直しが必要なら5日程度かかります。


そして、外壁の劣化が原因の雨漏りは、修理に3日〜2週間程度かかるのが一般的です。外壁は広いため、修理する範囲次第で期間が大きく変わります。窓枠・サッシと外壁との間にできた隙間から雨漏りしているなら1日、窓枠・サッシの劣化が原因の雨漏りなら3日程度かかります。




■まとめ


雨漏りの発生箇所や劣化破損の程度はさまざまなので、状況に応じて正しい方法で修理を行う必要があります。最も大切なのは、何よりもまず正確な発生箇所・原因を特定することです。雨漏り修理を行う時は、事前に綿密な現地調査を行ってくれる業者を選び、適切な修理プランを提案してもらいましょう。


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